日本赤十字社医療センター(にっぽんせきじゅうじしゃいりょうセンター)は、東京都渋谷区広尾にある病院である。日本赤十字社の中央医療センターであり、唯一の本社直轄病院。
概要
現在医療センターが所在する東京・広尾の敷地にはかつて、堀田備中守の屋敷があった。
日本赤十字社医療センター(日赤医療センター)の前身である日本赤十字社病院が現在地に移転開院したのは1891年(明治24年)のことで、病院前には全長数百メートルに及ぶ煉瓦(赤れんが)塀が設置された。また、バス停留所の前には推定樹齢500年、周囲が4.7メートル以上で区内最大となる大銀杏があり、渋谷区の天然記念物に指定された。
沿革
- 1886年(明治19年)11月 - 博愛社病院、麹町区飯田町(現在の千代田区九段付近)に開院
- 1887年(明治20年)05月 - 日本赤十字社病院と改称
- 1890年(明治23年)04月 - 救護看護婦養成所を開設
- 1891年(明治24年)05月 - 病院と看護婦養成所、飯田町から現在地に新築移転
- 1922年(大正11年)05月 - 日本赤十字社産院を開設、産婆養成所併設
- 1941年(昭和16年)01月 - 日本赤十字社中央病院と改称
- 1948年(昭和23年)04月 -産婆養成所を日本赤十字社助産婦学校と改称
- 1948年(昭和23年)07月 - 付属乳児院を併設
- 1972年(昭和47年)11月 - 日本赤十字社産院と日本赤十字社中央病院とを統合、日本赤十字社医療センターとなる
- 2010年(平成22年)01月 - 新病棟に移転
指定施設
- 救命救急センター
- 地域がん診療連携拠点病院
- 東京都災害拠点病院
- 総合周産期母子医療センター(母体救命対応)
- エイズ診療拠点病院
- がんゲノム医療連携病院
- 地域医療支援病院
- 東京DMAT指定病院
- Baby-Friendly Hospital認定病院
- 児童福祉法による助産施設(児童福祉法第36条)
診療部門
診療科
センター
- 救命救急センター
- 周産母子・小児センター
- 整形外科センター
- サイバーナイフセンター
- 血液浄化センター
- 創傷ケア外来
- 血管内治療センター
- 内視鏡室
- 健康管理センター
- 骨髄腫アミドイローシスセンター
救援部門
- 国内医療救護部
- 国際医療救援部
医療社会事業部門
- 医療・地域連携課
- 患者支援センター
交通アクセス
- 電車
- 東京メトロ日比谷線広尾駅より徒歩約15分
- バス
車両
- ドクターカー
救命救急センターにて、2020年10月から運用を開始した。ベース車両はホンダ・ヴェゼル。視認性を高めるため、側面には「バッテンバーグマーキング」、背面には「シェブロンマーキング」が施されている。なお、利用者には診療医療費が請求される。。
関連施設
- 日本赤十字看護大学広尾キャンパス
- 日本赤十字社助産師学校
- 日本赤十字社幹部看護師研修センター
- 日本赤十字社医療センター附属乳児院
- 日本赤十字広尾訪問看護ステーション
- 日本赤十字社総合福祉センター
脚注
注釈
出典
関連項目
- 広尾ガーデンフォレスト
- 日本赤十字社の施設一覧
外部リンク
- 日本赤十字社医療センター




