ジュピレル・プロ・リーグ2020-2021はベルギー最上位サッカーリーグの第118シーズン目である。クルプ・ブルッヘKVが17回目の優勝を決めた。
クラブ数増加とフォーマット変更
Covid-19の影響で昨シーズンは途中終了し、その時点で首位にいたクラブが優勝と判定されたのだが、これを残留争いにも適用されたことに対して当時自動降格圏の最下位だったワースラント＝ベフェレンが、法的手段で抵抗した。約2か月後スポーツ裁判所で勝訴したベフェレンは、最終的にプロ・リーグから残留を認められ、なおかつプロキシマス・リーグ2019-2020からの2クラブを昇格させたので、今季のジュピレル・プロリーグは18クラブに増加した。
クラブ数増加およびコロナ禍というリスク要因もあって、プレーオフの規模は大幅縮小された。プレーオフ1はレギュラーシーズン1位から4位、プレーオフ2は5位から8位によって争われる。9位から16位はプレーオフを戦わず、17位は1Bプロ・リーグ2020-2021の2位との入れ替え戦に出場、18位は自動降格する。
方式
H&A総当たりのレギュラーシーズンを戦った後、上位グループは優勝とCL出場権を争うプレーオフ1、中位グループはEL出場権を争うプレーオフ2に出場し、17位は1Bプロ・リーグ2020-2021の2位と昇降格プレーオフ、18位は自動降格する。
プレーオフ1
レギュラーシーズン上位4クラブが進出する。レギュラー最終勝点を2で割った状態 (奇数は四捨五入で0.5ポイント余分に獲得。これを持った側は勝ち点が並んだ際に下の順位になる)でスタートし、ホーム・アンド・アウェー総当たりで対戦。1位はリーグ優勝・CL出場、2位はCL出場、3位はEL出場、4位はECL出場。
プレーオフ2
レギュラーシーズンの5位から8位が進出する。レギュラー最終勝点を2で割った状態 (奇数は四捨五入で0.5ポイント余分に獲得) でスタートし、ホーム・アンド・アウェー総当たりで対戦。1位はUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ 2021-22出場権を獲得する。
プレーオフ順位決定方法
- 勝ち点
- 四捨五入の勝ち点0.5の有無 (これが無い方が上位に立つ)
- レギュラーシーズン最終順位
出場クラブ
レギュラーシーズン
ライセンス問題
2021年4月14日、ロワイヤル・エクセル・ムスクロンが債務と給与未払い、KVオーステンデが財務書類不備などを理由に、来シーズンのプロクラブライセンスを交付されないと報じられた。両クラブはベルギースポーツ裁判所にこの決定の撤回を求めて提訴する一方、リーグ側に新しい財務書類の提出を求められ、もしライセンスを回復できない場合は4部リーグ (ディヴィジオン2/エールステ・ナチオナーレ2021-2022)に降格させられ、しかも勝ち点3マイナスの状態から戦う事が予定されていた。最終的に両クラブは2021年5月10日に裁判所の判決を得てライセンス交付を認められたのだが。その後、5位に入ったオーステンデは成績上でも残留したが、ムスクロンは最下位で自動降格となった。
プレーオフ
ホーム・アンド・アウェー総当たり方式。レギュラーシーズン最終勝ち点を2で割った状態から始まる (奇数の場合は四捨五入で0.5ポイント余分に獲得)。勝ち点が並んだ場合の順位決定方法は以下の通り。
- 四捨五入分の勝ち点0.5を持つ側が下位になる
- レギュラーシーズン順位
チャンピオンズ・プレーオフ
試合結果ソース：Voetbalkrant.com
カンファレンスリーグ・プレーオフ
試合結果ソース：Voetbalkrant.com
個人成績
レギュラーシーズンとプレーオフの通算。
得点ランキング (Taureau d'Or Jupiler)
アシストランキング (Pro Assist)
クリーンシートランキング
ソース:Voetbalkrant.com
脚注
注釈
出典
関連項目
- ベルギーサッカー協会
- プロ・リーグ
- ベルギーカップ2020-2021
- 1Bプロ・リーグ2020-2021
- ナシヨナル1/エールステ・ナチオナーレ2020-2021
- ディヴィジオン2/トゥウェーデ・アフデーリング2020-2021
- クープ・ドゥ・ベルジーク・フェミニーヌ2020-2021
- シャンピオナ・ドゥ・ベルジーク・フェミナン2020-2021
- スリエ・ドール/ハウデン・スフーン2020
- スリエ・ドール/ハウデン・スフーン2021
- 2020年のサッカーベルギー代表
- 2021年のサッカーベルギー代表
外部リンク
- Jupiler Pro League (proleague.be)
- Jupiler Pro League (sporza.be)
- PRO LEAGUE (rtbf.be)
- JPL (score-foot.be)
