スケーエン美術館(Skagens Museum)は、デンマーク、ユトランド半島北端の町スケーエンにある美術館である。19世紀後半にこの町に集まって創作した、デンマークやスウェーデンの芸術家たち、(「スケーエン派」とも称せられる)の多くの作品が集められている。主な画家は、アンナとミカエルのアンカー夫妻、マリー・クロイヤー、ペーダー・セヴェリン・クロイヤー、ラウリツ・トゥクセン、 ヴィゴ・ヨハンスン、ホルガー・ドラクマンらである。

歴史

美術館は1908年10月20日、アンナ・アンカーの父親が始めた宿屋(ブロンダムホテル)の食堂に作られたのに始まる。近隣の薬剤師のクラベル(Victor Christian Klæbel)、宿屋主人のブロンデュム(Degn Brøndum、アンナ・アンカーの兄)、ミカエル・アンカー、クロイヤー、トゥクセンが理事となって、展示作品を集め、美術館建設の資金を集めることになった。

1909年にクロイヤーが亡くなると、クロイヤーの住まいが美術館として使われるようになった。1919年にブロンダムはホテルの庭園を寄付しその地に、1926年から新しい美術館の建設が始められ、1928年9月22日に開館した。325点ほどの作品が集められ、多くは画家たちから寄付された。

1981年からおよびその後も、拡張が行われた。現在8000点を超える美術品や画家たちの使った家具などを保有し、「スケーエン派」の画家の重要な作品を保有している。

美術館の画像

関連項目

外部リンク

  • 公式ホームページ

参考文献


【デンマーク】2つの海が出会う街「スケーエン」はこんなところ。 ELUTAS

国立西洋美術館の”常設展”と「Skagen」 ART de DATE

スケスケ展 ─スケると見える仕組みの世界─ 展覧会 アイエム[インターネットミュージアム]

美しい自然と北欧の日常を描いた、スケーエン派の絵画展が国立西洋美術館で開催中|美術手帖

スケーエン:デンマークの芸術家村(国立西洋美術館)|美術手帖