ムラサキゴテン(紫御殿、学名:Tradescantia pallida 'Purpurea')は、ツユクサ科の園芸植物。(シノニムSetcreasea pallida 'Purple Heart')。別名パープルハート、セトクレアセア(園芸品種名で通用する)。
特徴
地上部全体が紫色をしており、葉はやや多肉で長楕円形。長さ10cm、幅2cm。葉全面に白く柔らかい毛が密生。茎は直立するが、成長すると倒れてほふくする。6~9月頃に紅紫色の花を付ける。乾燥した日当たりの良い環境を好む。メキシコ原産で、1955年頃に渡来した。原種はほとんど栽培されることはない。耐寒性はそれほど強くないが、日本では東京より西であれば戸外でも越冬可能。
近縁種に葉に淡赤紫色の縞模様が入る「フイリムラサキゴテン」(T. pallida ‘Purple Heart Variegata’)がある。
以前はセトクレアセア属(Setcreasea)に分類されていたため、セトクレアセアの名のでもよく知られる。
参考文献
- ヤマケイポケットガイド 庭の花(山と渓谷社)
- フィールドガイド15 園芸植物 鉢花と観葉植物(小学館)
脚注
関連項目
- ツユクサ科
- ツユクサ目
- ツユクサ亜綱




